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未経験で溶接業界に飛び込んで2年、溶接をする上で気づいたこと

2023/08/26

最終更新日:2023/8/26

初めまして、たまやんと申します!

僕は2年前、全くの溶接未経験でこの会社に入社しました。溶接とはどのようなものなのか、トーチ等の溶接道具の使い方、溶接棒の送り方等、溶接に関して何も知りませんでした。
そんな僕がこの2年間でどのようなことを考え、どのように成長してきたのか(できているのか?!)を少しばかり語りたいと思います。

先輩方のアドバイスで何とか基礎を習得

未経験で入社したので本当にゼロからのスタートでした。 社長や先輩方につきっきりで溶接のイロハを教えていただき、数日かけて基礎を叩き込み、何とか形だけでも溶接が出来るようになりました。 忙しい中教えてくださったみなさんにはほんとに感謝です!

しかし、基本は理解しているものの、実際にやってみると先輩方のように上手く溶接が出来ないんです。圧倒的な経験不足です。 自分の溶接の技術に自信が持てず、悔しい思いをしていました。

そんなとき、先輩方に休憩時間や仕事の合間に溶接の練習に誘っていただきました。その中で上手に溶接する方法や、電気の高さ、棒の送る量はどのようにしたらいいかといった溶接のコツを先輩に聞いたり、指導していただくことで、少しずつ上達していきました。

溶接初心者が指導を受けて気づいた5つのこと

指導していただく中で、自分の中で5つ気づいたことがあります。
溶接初心者の方はこれを意識するといいと思います!ぜひ参考にしてみてください。

1.「溶接をする前に深呼吸をして気持ちを落ち着かせる」

これをする事によって、初めは力んで上手く前に進まなかったトーチの使い方がマシになり、周りからも褒められるほどに上手くいく事が増えました。

2.「溶接をするときは自分なりのリズムを作る」

これはトーチを一定のスピードで動かすことによりビードの模様が綺麗に揃うためです。
配管の大きさや電気の高さによってリズムを作っています。

3.「溶接棒が溶けない、溶けすぎると感じた時はすぐに電気の高さを調節する」

これは自分で溶接した事のある大きさの配管でも厚みや材質によってまったく溶けない、溶け込みすぎるという事があるからです。溶接をしはじめてすぐにおかしいと感じたら電気の高さを確認しその配管に合うよう調節するようにしています。

4.「社長や先輩方の溶接している姿を見学して自分と何が違うかを考える」

僕は溶接を始めて約2年が経ちますが未だに分からない事やどうすればもっと上手く出来るかといった考えにぶつかる事があります。
そんな時は、社長や先輩方の溶接している様子を邪魔にならない所から見させてもらい、練習の時に見学させてもらった姿を思い出し、タングステンの長さを変えたり、トーチの握り方を変えて力まないように意識していく事で上手くいくようになりました。

5.「何事にも挑戦」

入社したての頃は周りとの溶接技術の差があって諦めたりしていました。
しかし、周りに教えてくれる人達がいる、練習出来る環境がある。
練習すればするほど自分自身の自信に繋がります。何事にも挑戦する姿勢が大切だと感じています。

まとめ

未経験で入社した僕でもこの2年間で最初の頃よりだいぶ成長したように感じます。 全くの別業種からの転職でこの溶接業界に飛び込んだので、初めのうちは本当に不安でしたが先輩方のサポートのおかげで何とか技術が追いついてきたように感じています。 まだまだ学ぶことは多いですが、「やっていけるのだろうか」という不安な気持ちはなくなりました。

自作のベンチストッカーです。

実は僕の趣味はDIYなんですけど、どのようにすれば強度が上がるか、もっとオシャレに作れるかなど、仕事の知識を活かせることもできるようになってきました。(またDIYの紹介もさせてもらいますね!)

そんな感じで、職場の仲間たちと日々楽しみながら仕事をしています。