こんばんは!
もう今年も残すところ後わずかになってまいりましたね。
今年は配管工事もたくさんさせていただくこともできましたが、それ以上に自動車界隈でたくさんの方にお世話になりました。
やり残したことは皆さんございませんか?
自分はやり残したことだらけでしたが、それはまた来年の楽しみにとっておきたいと思います。
それでは今回はS14シルビア前期のトランクスルーパネルの製作です。
大阪府、H様からのご依頼です。
リアのシートを取り外したときのトランクとの間に大きな穴があいているのですが、こちらの穴を塞ぎたい。
塞いだらそのトランクスルーパネルは色を塗ったり、ステッカーを貼り付けしたりしたいそうです。
タイヤを置いたりするときも変な穴がない分積みやすくなったりするようです。
ということで塗装ベースでこちらは鋼鈑の黒皮を綺麗に残すように仕上げていきました。
まず一番初めにやることといえば型取り。
保温用の板金材で粗方型取りして、細かく微調整して、塞ぐための板の模型を作っていきます。
何気にこの作業が一番大変です。
後は鉄板からプレートを切り出したり、ナットを取付したりして、取付するためのパーツを製作していきます。
この作業が終わると取付用のプレートを溶接で取付していきます。
ここ一番重要で、このプレートの付け方で板のボディへの密着度が変わってきます。
ほとんど溶接することはなかったですが、溶接もとても重要。
なるべくグラインダーで黒皮を取り除くのですが、取り除きすぎると擦り後が不細工。
黒皮を残しすぎるとしっかり溶接できないので、なかなかこのグラインダーを使う作業が一番気を使います。
この作業が終わると溶接をして一旦車両に取り付けます。
そして車両の耳の部分に裏側から挟み込むようにして取付します。
そのための孔を3か所空けました。
ナットを溶接したプレートを使うのですが、ここでもステンレスをよく扱うので、ボルトナットもステンレスで納品。
どんなモノがいいのかわからないですが、とりあえず取付できることが大事ですので
納品時は自分たちが使っているボルトナットをお付けして納品します。
走行中にガタガタ音がする場合もあります。
その場合は車両側の耳の部分に両面テープなり、スポンジなりを取付すると快適にドライブが楽しめると思います(笑)
需要あるかどうかわからないですが、こういうモノづくりはとても楽しいですし、
誰かの「困った」をお助けできるのが僕たちの仕事だと思うので
これからもどんどんこういう依頼は受けていきたいと思います。
自動車整備士・トラック運転手を経て、29歳のときに溶接業界へ転職。
入社数年後、当時の社長から会社を引き継ぎ株式会社村上機設を創業。手先の器用さと、一つのものをとことん突き詰める性格を存分に発揮し、オリジナルの事業を多数展開。溶接業界の若手を育てるべく活動中。
趣味は車、写真、登山、アウトドア。休みは遠出して美しい景色を探したりしてます。